入賞提案

入賞
『ジジコレ・ババコレ』宮城工業高等専門学校(宮城県)

コンセプト

お年寄りのファッションショーで、日本を元気に。

日本は急速に高齢化が進んでいます。孤独死などの暗いニュースも耳にするようになりました。また、核家族化が進み、お年寄りと若者が接する機会が減っていると感じます。2020年には、高齢者が日本の人口の3割を超えると言われているなか、お年寄りを元気づけられれば、日本全体を元気にできるのではないかと考え、お年寄りのためのファッションショー「ジジコレ・ババコレ」を提案します。ショーに関わる様々な年代や職種の人たちとの間に連帯感が生まれ、人間関係の輪が広がることで、趣味の幅も一層広がります。お洒落を楽しむことが活力になります。また、入場料や服の売上げの一部をお年寄りの医療・福祉のために使うことで、若者の負担を軽減することもできます。笑顔の輪が広がり、元気な社会に繋がると考えます。

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受賞者の声

遠藤智哉(3年)

遠藤智哉(3年)

三人で一つのテーマに取り組み、プレゼンを成功させた時の達成感。全国から集まった人たちと交流し、それぞれの視点から考え方を聞けたこと等、とても新鮮で貴重な体験でした。自分だけの考えではなく、様々な人たちの考えがあり、一つの考えでも見方を変えれば、違った良い点や悪い点が見えてくるということ。これから先、様々な問題に取り組むことがあると思いますが、デザ選で学んだことを活かし、社会で活躍していきたいです。

安田さくら(3年)

安田さくら(3年)

土壇場にならないと力を発揮しない、予定通りには進められない3人。良く言えばマイペース、これが私たちの特徴です。こんな3人が集まったことで、準備期間は大変でした。本番前、スタッフの方々やチームサポートの相馬さんから「がんばって!」と声をかけてもらい、安心して本番に臨むことができました。また、審査員の方々から、私たちの提案に対する意見や感想を聞くことができてとても勉強になりました。

菅井楓(3年)

菅井楓(3年)

自分たちが考え、提案した内容が外部の人たちに認められたということは何よりも嬉しかったです。制作期間中、大会期間の3日間は考えがまとまらず悩んだりしたこともありましたが、スタッフの皆さんが一緒になって考え協力してくださったおかげで納得のいくプレゼンを完成させることができました。デザ選に出場するにあたって、協力、ご指導いただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

指導教員:酒井聡 教諭

指導教員:酒井聡 教諭

本校の決勝大会出場は、1999年以来9年ぶり。しかも、引率教員である私は、今春からの新任。おまけに東北芸術工科大学の出身であるにも関わらず、ほとんど大会の様子を知らない。ですから、私にとって、本大会は勉強の連続でした。そして、「デザイン」とは、「教育」とは何なのか深く考えさせられました。残念ながら、まだその答えは見つかっていません。ただ一つ言えることは、参加校の全ての学生達が「デザ選」という目標に向かって切磋琢磨している純粋な姿は美しいということです。その美しさに内包された彼らの力、可能性の大きさは、私たち大人が忘れてしまっているものだと思います。最後に、応募の前段階から決勝大会まで学生指導をされた本校 永山 広樹 准教授、決勝大会出場に連れて行ってくれた3人の学生達、そして、本大会の運営を行ってきた大学の後輩達でもあるスタッフの皆さん、大会事務局のみなさん、私は全ての方達に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。