デザセン2016 決勝大会(最終審査)の結果速報
全国1015チームの頂点は高松工芸高等学校(香川県)
今年で23回目えを迎える全国高等学校デザイン選手権大会(通称:デザセン)を、2016年10月23日(日)に開催し、全国の高校生から応募があった1015チームの中から、一次・二次審査を突破した10チームが、自らのアイデアを、映像や模型を用いてプレゼンテーション。優勝(文部科学大臣賞)以下を決定いたしました。
本大会では、審査基準をA「問題発見力」(問題発見力とは、社会のなかにある困りごとを見つけ、その困りごとがなぜ起きているのかが深く考えているか)、B「発想力、企画構想力、独創性」(自分たちが見つけた課題や問題に対して、目指す未来を想像しながら、自分たちの視点で、誰も思いついていないアイデアやプロセスを考えているか)、C「表現力・説得力」アイディアの面白さや魅力を最も効果的に聴衆に届けるために様々な工夫(ビジュアルや声のトーン、プレゼンのストーリー等)をしているか)を審査基準としています。本日は、ゲスト審査員6名、高校生129名、市民55名、大学生43名が審査を行いました。
どのチームも出場が決定してからの1ヶ月、出場チームの高校生たちは、授業、放課後、休日などを使い、提案内容のブラッシュアップを行ってきました。当日のプレゼンテーション会場では約400名もの観客を前にした大きな緊張感の中、堂々と発表。政治、経済、食、環境、世代・気域間コミュニケーションなど多彩なテーマに対する真剣な提案が観客の感動を呼びました。(当日の様子は後日、こちらの公式ホームページにアップいたします)
決勝大会結果
◎優勝[文部科学大臣賞]
高松工芸高等学校(香川県)
『センカツ』
溝口亜梨沙さん、川村聖さん、橋本璃沙さん
審査員からのコメント
この提案は、選挙を行う若い人たちの投票率をあげるための課題を、「選挙権を持つ前の若者」に着眼し、解決策を提案しました。選挙活動時の立候補者が掲げるマニフェストの特徴や選挙の仕組みを勉強してカードの札を制作。実際にゲームを行いながら改良していったことで、楽しく学べるカードゲームとして昇華しています。
カードにはまだ未完成な部分がありますが、その未完成さは今後、勉強しながら完成させられる可能性を持っています。自分たちが気が付いたことから展開して、実際の形にし、広めるという大変な労力を、決勝大会に進出するまでの1ヶ月という短期間に行ったことが評価されました。
◎準優勝
神戸市立科学技術高等学校(兵庫県)
『味来缶』
岡村麻央さん(代理出演:阪田悠樹さん)、森田知子さん、守本翼冴さん
◎第三位
伊東高等学校城ケ崎分校(静岡県)
『哲学バトル―言葉の続き』
小野あいりさん、矢田部茉唯さん、鈴木結加里さん
◎市民賞
国分寺高等学校(東京都)
『失敗 Sharing』
川上夏穂さん、北島奈苗さん、内藤舞衣さん
◎大学生賞
高松工芸高等学校(香川県)
『センカツ』
溝口亜梨沙さん、川村聖さん、橋本璃沙さん
◎高校生賞
国分寺高等学校(東京都)
『失敗 Sharing』
川上夏穂さん、北島奈苗さん、内藤舞衣さん
◎ニコニコ生放送視聴者賞
桂高等学校(京都府)
『STOP PANDEMIC』
生嶋桃果さん、土田歩さん、延時歩さん
◎入賞
鶴岡工業高等学校(山形県)
『ゴミの分別ゲーム』
奥山紗奈さん、輿石麻衣さん、菅原洸多さん
市川工業高等学校(千葉県)
『田舎図鑑』
中川珠美さん、山口怜奈さん、江口桜子さん
富士北稜高等学校(山梨県)
『Water Watch』
大石滉輝さん、梶原花鈴さん、宮野幸恵さん
西脇高等学校(兵庫県)
『第二次金ゴマ革命』
片岡美月さん、宮崎彩矢音さん、大西くるみさん(代理出演:北条彩織さん)
九州産業大学付属九州高等学校(福岡県)
『ジェネクロ Generation Closet』
川田彩加さん、清家ひなたさん、星野かすみさん