東北芸術工科大学学長奨励賞を受賞しました
学長奨励賞授賞式での様子
(根岸吉太郎学長とともに座っている前列2名がデザセンスタッフ)
東北芸術工科大学学長奨励賞は、全国大会等で優秀な成績を収めたり、社会的に貢献し、顕著な社会活動を行ったなどの秀でた学生または団体を表彰する制度です。この度、「全国高等学校デザイン選手権大会」(以下、デザセン)を運営する「デザセン部」が、見事、同賞を受賞しました。
デザセンは、高校生自らがことの本質に目をむけて自らが解決方法を提案できる教育的実験の場として、「明日の社会を見つめ、明日の世界を創造する」のテーマのもと、1994年より四半世紀にわたり、本学が開催してきたデザインの全国大会です。運営は大会初回から学生が担ってきましたが、近年、学生有志からなる「デザセン部」メンバーを中心に、大会や審査補助の運営のみならず、年間にわたり、大会の意義や理念を学ぶためのワークショップの自主開催、出場高校のサポート体制づくり、決勝大会の運営改善案の作成・実行など、多岐に渡る活動でデザセンのアップデートを行ってきました。
現デザセンスタッフの中には、高校時代にデザセン決勝大会に出場し、現在、デザセンの学生ボランティアスタッフとして運営を担う学生もおり、デザセンを軸とした循環が生まれています。長い歴史を誇るデザセンですが、これまでデザセンの運営に関わり、社会へ巣立っていった先輩たちを讃える賞でもあり、今後のデザセンを引き継ぐ後輩たちへのエールともなる受賞となりました。
◎授賞式概要
日時:2018年2月28日(水)14:30~15:00
授与式:東北芸術工科大学
授与:賞状および奨励金(団体10万円)
東北芸術工科大学学長奨励賞掲載ページ http://www.tuad.ac.jp/2018/02/69886/
◎デザセンスタッフとは
デザセン決勝大会の運営は、東北芸術工科大学の在学生有志60名程が行っています。出場チームの舞台装置をすばやく的確に設置・転換する「大道具チーム」、出演直前の高校生にステージ上で必要なものを装着するサポート業務を行う「小道具チーム」、シナリオに沿って音響やマイクの音を調整する「PAチーム」、会場やネットに配信する映像を撮影する「撮影配信チーム」、出場チームの提案内容のブラッシュアップやプレゼン練習のサポートを総合的に行う「チームサポートチーム」、出場する高校生たちの連携ぶりや課題の乗り越え方を、そのチームに寄り添いながら審査する「チームワーク審査チーム」、決勝大会当日に高校生やデザセンサポートスタッフのバックヤードの様子を映像で綴る「メイキングチーム」の7つの役割がありますが、どのチームも大会運営になくてはならない役割を果たしています。
本大会は、高校生のフレッシュなアイデアを披露する場であると同時に、芸術やデザインを学ぶ彼らが、社会に役立つ「デザイン思考」とは何かを、自分たちよりもさらに若い高校生の型にはまらない提案内容を見聞きしながら考える場でもあり、本学の理念「新しい世界観を創造する人材を育てる」に直結する学びの場ともなっています。
決勝大会に出場する高校生たちがプレゼンに挑む様子と、それをサポートする東北芸術工科大学学生スタッフたちの姿を納めたメイキングをぜひご覧ください。
メイキング動画