提案パネルのまとめ方について
8月になりました。
今年の夏も折り返し地点を過ぎたのかもしれません。
そして、デザセン・二次審査に必要な「提案パネル」の締め切りまではあとひと月となりました。
夏休みに入って一週間がたちましたが、パネルづくりに向けて動き始めたでしょうか。
提案パネルの枚数は、昨年から「2枚」になりました(それ以前は「4枚まで」でした)。
多くのチームがパネル4枚で応募してくれていた一昨年前までは、4枚という枚数からか、それとなくそれぞれのパネルに「起・承・転・結」の役割を持たせていたように思います。
2枚になった昨年からは、パネルに入れられる情報量がぐっと少なくなったため、何を・どれくらい・どう見せるかが、パネルの分かりやすさに繋がる大切な鍵になったように思います。
(逆に、それぞれのパネルに役割を持たせることは難しくなりました)
募集要項では、パネルには以下の4つのことについて書いてほしいとしていますが、
1 提案のタイトル
2 見つけた問題の現状(なぜ問題となっているのか)
3 具体的な問題の解決方法
4 解決方法を実施すると、社会はどう変わるか
このうち、特にスペースを割いてほしいのが「3 具体的な問題の解決方法」についてです。
「2 見つけた問題の現状」や「4 解決方法を実施すると、社会はどう変わるか」は、解決方法の前後にそれぞれ端的にまとめたものを添えて、展開のきっかけやまとめとして繋げてもらえたらよいと思います。
このパネルは昨年大会で入賞した、新庄神室産業高校チームのもの。
問題の現状やまとめの部分は短くコンパクトにまとめられているのに対し、彼女たちだけのオリジナルのアイデア=解決方法の部分には大きくスペースを割いてくれています。また、いろいろなことを細かく具体的に考えてくれていて、これならパネルを見る人も彼女たちと同じようにイメージできますよね。とっても分かりやすい!
みなさんのアイデア、企画が実現したとき、何がどうなっているのか。
実際につくってみると、どんな色・形をしているのか。
できるだけ細かく、丁寧に具体的に考えてみてください。
この部分が特に大事です。
ちなみに二次審査の会場では、パネルを上下に並べて配置します。
解決方法が両方のパネルにまたがっていたとしても全く問題ありませんよ。
提案パネルの段階から、実はもう、みなさんのプレゼンテーションは始まっています。
みなさんの考えたアイデアの良さをパネルを見る人にも共有してもらうにはどうしたらいいのか、パネルを見る人の立場になってパネルをまとめてみてください。