内山くるみ Kurumi Uchiyama
最初はデザセン自体を知らずに授業で提案したものを応募し、まぐれで一次、二次まで通ってしまった!という感じでした。最終まで行けたは良いものの、先生も私たちも初めてで何をしたらよいのか…と正直戸惑いました。約一カ月、色々な困難がありましたが、サポートの方や先生にたくさんお世話になりながら自分たちなりに、きちんと発表することができ、とても達成感がありました。デザセンを経験できてよかったです。
会津工業高等学校(福島県)
内山くるみ(3年)/西田千春(3年)/高橋千春(3年) 指導教員:熊田尚 教諭
現代社会は、電子メールやインターネットの掲示板などでのやり取りが増え、相手の声を聞く機会が減っているように思います。どんな楽器の音色より、個性豊かな人の声のほうが面白いと思い、人の声を使って遊ぶ携帯電話のアプリケーション「ボイスきゃっち」を提案します。一人から50音と濁音、半濁音を集めて、顔写真と一緒に登録します。この作業の手間を軽減するため、読んでもらうだけで一度に全ての音を集めることのできる福島弁の文章を考えました。アプリに内蔵されている昔話や怪談などを、集めた人の声で読み上げることができます。
このアプリを利用していくと、個性的な声を自分のコレクションに加えたくなります。その結果、世代を超えた新しい交流が生まれると思います。ボイスきゃっちは、生身の人への興味を促すアプリです。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード
最初はデザセン自体を知らずに授業で提案したものを応募し、まぐれで一次、二次まで通ってしまった!という感じでした。最終まで行けたは良いものの、先生も私たちも初めてで何をしたらよいのか…と正直戸惑いました。約一カ月、色々な困難がありましたが、サポートの方や先生にたくさんお世話になりながら自分たちなりに、きちんと発表することができ、とても達成感がありました。デザセンを経験できてよかったです。
私は、デザインは物をデザインするだけでいいと思っていましたが、人が笑顔になってくれることを第一に考えて、一から自分たちでデザインを考えることがここまで難しいとは思いませんでした。ですが、3人で意見を出し合って、完成させて、プレゼンテーションできたときはすごく気持ち良かったです。他のチームのプレゼンを見て、自分たちでは考えつかないものばかりで、デザセンを通してデザインの深さを感じることができました。
デザセンを通して、デザインすることを改めて知ることができました。斬新なアイデアで、且つ笑顔になれる方法を考えることは大変でしたが、それと同じくらい楽しかったです。プレゼンは、今まで作ったことがなくて苦労しましたが、無事完成したときはうれしかったです。デザセンに参加し、ファイナルに残れて、貴重な体験ができて本当にうれしく思います。
「デザイン」と聞いて本校の生徒たちがイメージするのは、絵を書いたり、色を塗ったりといったことです。「デザイン技術」を履修した30名を指導するにあたり、初めてでしたが「デザセン」にチャレンジしてみることにしました。「人や社会を幸せにするデザイン」「明日の社会を見つめ、明日の世界を創造する」というテーマを与えられ、最初、生徒たちはどうしたら良いのか分からず、途方に暮れていました。悩み、苦しみ、揚句の果てにダメだしされて、「履修するんじゃなかった…」と考える生徒が続出すると予想していました。決勝大会後、30名の生徒に「もう一度デザセンをやってみたい人?」と聞いた所、ほとんどの生徒が手を挙げました。そのため、校内だけで今年度2度目のデザセンを行いました。「デザインで社会を変えよう」と考えさせることで、生徒が変わりました。大会事務局をはじめ「デザセン」に携わった全ての方々に、厚く御礼申し上げます。