小島友里(2年)
デザセンに取り組むのが初めてで、何をしたらいいのか分かりませんでした。メンバー内で意見が違うこともありましたが、1つのことを話し合い、デザインを考え、新しいことに挑戦できたこのメンバーで良かったです。人前で話すのが苦手でプレゼンもできるか不安でしたが、いざ本番となると何かがふっきれて発表できました。今後は自信をもって人前でも発表できそうです。
米沢工業高等学校(山形県)
小島友里(2年)/小林陸矢(2年)/鴫原のぞみ(2年) 大木佐知子 教諭
地方に暮らす高校生の多くは、自転車通学です。夏の炎天下でも、汗だくになって毎日自転車を漕いで通学しています。そんなときでも教室のクーラーは東日本大震災以降、電気量の削減目的や節約意識から生まれる罪悪感から使用を控えることが多く、不自由な状況です。そこで、私たちは、普段のなにげない自転車通学で発生するエネルギーを集めて、クーラーを動かし、自分たちで気兼ねなく使いたいと考えるようになりました。その方法は、通学する生徒の自転車の前輪か後輪に発電・蓄電器を取り付けて、登校時にあつめるというものです。このやり方で1クラス40人が30分間自転車通学をすることで1日4~8KWを溜めることができます。クーラーは16畳で1時間稼動すると5.2KW消費するので、1人の場合は半日間自転車を漕ぐ必要がありますが、クラス全員で取り組めばクーラーを1時間稼動させることができます。この実験を通して、普段のなにげない行為に新しい価値が隠れていることに気がつきました。また辛い通学もプラスαの目標があれば、更に有意義なものになり一石二鳥です。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード
デザセンに取り組むのが初めてで、何をしたらいいのか分かりませんでした。メンバー内で意見が違うこともありましたが、1つのことを話し合い、デザインを考え、新しいことに挑戦できたこのメンバーで良かったです。人前で話すのが苦手でプレゼンもできるか不安でしたが、いざ本番となると何かがふっきれて発表できました。今後は自信をもって人前でも発表できそうです。
チームで問題を考えデザインすることが初めてで、難しさもありましたが、自分では見えない角度からの意見がとても新鮮でした。デザセンでのプレゼンはとても貴重で刺激的な体験で忘れられない思い出です。デザセンを通して、デザインの難しさ、問題や課題、ものに対するいろいろな見方や楽しさを直接学ぶことができました。
ステージでのプレゼンは初めてで不安でしたが、改めてデザインの面白さを知った貴重な体験でした。またデザセンをとおしてデザインに対する考え方が大きく変わりました。今までは、物の形、質、色などがデザインだというイメージでしたが、デザインは、もっと幅広くて面白く、たくさんの人を幸せにするものだと知りました。
今回は、意匠コースを選択する2年生を対象に、デザインプロセスを学ぶきっかけとしてデザセンに取り組ませました。私にとってデザセンを指導するのは初めてで、不勉強のために生徒の実力を発揮させるには至りませんでした。決勝大会に進んだチームの研究は電気に関わる専門的な知識が必要で、更にはメンバーが別々の部活動に所属しており全員揃って活動できたのが大会直前…という状況でした。「失う物は何もない」と開き直って取り組んだものの、道のりは険しいものでした。自由で伸び伸びとした生徒の発想を抑え付けないように、それでも夢物語が説得力を持ったものになるには厳しさも必要。救いはいつもメンバーの素直さと笑顔でした。たくさんの出逢いがあり、多方面から応援していただき、多くの方々に支えられ、感謝の気持ちを胸に大会に臨みました。本番では暴発してしまいましたが、来年もまたここに戻ってきたいと強く思いました。