『哲学バトル―言葉の続き』

伊東高等学校城ケ崎分校(静岡県)
小野あいり(3年)/矢田部茉唯(3年)/鈴木結加里(3年) 大津忍 教諭

哲学バトルで人生を変える

哲学は難しい学問で一般の人々には親しみがないと思われがちです。しかし先人たちが考え抜いた教えやその思考過程は、現代に生きる私たちにも役立つことはたくさんあります。哲学バトルはディーベートで相手を論破することが目的ではありません、哲学的な思考方法を身に着け、自分自身や相手のことを深く考えることが出来れば、あなたの人生も変わるかもしれません。

『哲学バトル―言葉の続き』
『哲学バトル―言葉の続き』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

小野あいり(3年)

小野あいり(3年)

1年生の頃から応募し続け、3年でようやく念願の決勝大会に出場することができ本当に嬉しかったです。だからこそ、悔いが残らないようにフルスイングで挑みました。練習中は上手く行かないことが多く、反省の繰り返しでしたが、何度も練習をして本番ではすべてを出し切れたと思います。私たちのプレゼンで何か刺激を受けた方がいらっしゃれば幸いです。私は自分の考えや意志を伝えることが好きですが、大勢の前で話すとなるとさすがに緊張と不安で押しつぶされそうになります。しかし今回、沢山の人前で話す機会を経て自分に自信がつきました。今後の人生にも大きく役立つこととして、経験できて良かったです。

矢田部茉唯(3年)

矢田部茉唯(3年)

1年生の時から、先輩方や美術部の人たちが入選したり、決勝に出ている姿を見てきて、すごい、かっこいいと思っていました。だから自分たちが決勝大会に出場するとは思っていなかったのでとても驚きました。準備期間では、なかなか練習時間を取ることができず、セリフを覚えられなかったりして2人には沢山迷惑を掛けてしまいましたが。でも3人で協力し最後までやり、本番では私たちらしい発表を全力でできました。この3人で決勝に出て3位をとれて本当に嬉しかったです。私たちの提案が少しでも社会のためになったらいいなと思います。

鈴木結加里(3年)

鈴木結加里(3年)

私は極度の緊張症で、人の前に立つと混乱して上手く話せなくなるため、今まで人前に出ることを避けていたのですが、決勝大会の場を借りて挑戦しました。初めの練習は、言葉を何度も噛んだり、声が震えて棒読みになってしまったり、上手くいかない日々が続きました。しかし練習を繰り返し、メンバーや先生、大学生のサポーターの方のアドバイスにより、改善することができました。本番直前まではとても不安で、メンバーの足を引っ張ったり、プレッシャーが積もりに積もって爆発しそうにもなりましたが、みなさんの支えがあり、嫌な事から逃げない姿勢や集中力の継続を身につけることができました。デザセンで素晴らしい経験ができたとおもいます。

大津忍 教諭

大津忍 教諭

このところ何年か連続で出場させていただき、毎年「今年はもう出場できないのではないか」というプレッシャーが積み重なっていくように感じます。プレゼンも、良く言えば城ヶ崎分校カラー、悪く言えばマンネリ化の傾向があるので、毎年、何か少しでも、今までにないようなプレゼンを目指してプレゼンのテーマを話し合っています。試験や県の美術展等と日程が重なり生徒たちは切り替えが大変だったようですが、その中で学んだことと本番での経験は、生徒たちの経験値を飛躍的に上げたと思います。私自身があと何回ここに来られるか分かりませんが、デザセン出場経験者で来年から学校の教員になる生徒もおり、今度はその子が生徒を率いてデザセンに出場するかもしれません。時代を超えてデザセンが高校生たちの目標となってくれることを願っています。ありがとうございました。