『歴史メシ』

川崎総合科学高等学校(神奈川県)
小島優里奈/金澤萌/坂井萌

栄養も種類も豊かになった現代の給食。でも年間の残飯量は多いまま。歴史の勉強と給食の時間を連動し、食べ物の大切さ、栄養、歴史を学ぶアイデアです。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ

給食における年間の食べ残しや廃棄量を数字で表したことで事の重大さが伝わってきます。戦後から現代まで、日本の給食は日々進化し、美味しくなっているにも関わらず、廃棄量が目立つのは見過ごすわけにはいけません。そんな現状を打開するために、給食で歴史を学び、歴史を通して食の有難さを感じるという相互性のあるアイデアは秀逸です。さらにブラッシュアップを目指すとすれば、給食の直前に見る10分間で歴史のビデオだけではその時代の気分に浸ることが少し難しいと思いますので、授業の終盤に教師が江戸時代の武士の口調で寸劇を始めるなど、子供達が歴史メシの世界観にすんなり入っていける工夫がもう少しだけあると、さらに良いと思います。実現性も高い提案ですので、是非このアイデアを地元の小学校に提案してみてはいかがでしょうか?

『歴史メシ』
『歴史メシ』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード