『ボウキレーション』

東邦高等学校(愛知県)
三枝 亮太さん/岩田 亜人夢さん

初対面の人とのコミュニケーションツールとして、外で拾った「木の棒」を持ち歩き、それを交換して会話を楽しむアイデア。お互いに「木の棒」を持ち歩いているという共通点から、出会いのきっかけや不思議なコミュニケーションが生まれていきます。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ

初対面の人とのコミュニケーションを楽しむきっかけとして「木の棒を拾い、交換する」というアイデアは、一見、不思議な行為のように見えますが、木の棒というキャッチーで親しみやすい〈共通点〉を持たせることで、自ら話しかけるハードルを下げ、年齢や性別を問わず、会話を楽しむことができるアイデアとなっています。

コミュニケーションとはお互いに感情、考えを伝え合うことです。木の棒を交換した際、会話を楽しむ前に、非言語的な要素(表情、ジェスチャーなど)に基づいたボウキレーションならではのリアクションを作ることで、言語(国籍)を問わず新たな出会いを楽しめる、グローバルな展開が期待できるのではないでしょうか。

なにより、審査員も含めこのアイデアを見た人の意見で一番多かったのは、「実際にやってみたい!」という声でした。よくわからないけれど楽しそうと好奇心をくすぐる力は、このアイデアの最大の魅力です。それを活かして、一対一だけでなく、複数人で楽しめる企画や、実際にボウキレーションを行う機会や場面――例えば、あなたの地域で楽しむとしたらどういったときでしょうか。方法によっては、ちょっとした社会現象にもつながりそうです。――を具体的に提案に盛り込んでみてはいかがでしょうか。実際に行ってみての素直な感想も伺ってみたいところです。

『ボウキレーション』
『ボウキレーション』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード