『女子の気持ちがわからない』

武庫荘総合高等学校(兵庫県)
後藤 佑介さん/森本 瑞生さん

このテーマは男子ならば誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。女の子の言葉と気持ちの裏腹さをどのように男子たちがすり合わせられるのか。小・中・高ごとにゲームで「共感力」を鍛えます。小学校では、男女の考え方の違いを体感します。中学校では「あるあるネタ」で男女の特性をつかみます。高校ではプレゼン型ゲームで共感までのプロセスを習得します。これらのプロセスを経ることで、女性の雇用が先進国の中では低さや、さまざまな男女間の社会問題を解決し、理解し合える社会をめざします。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ

「女子の気持ちがわからない!」男子高校生の心の叫びが提案パネルから聞こえてきました。身の回りの素朴な疑問に目を向けたこの提案は、若い世代の男性からおじさんたちまで共感することでしょう。

「女子の気持ちがわからない」と主に男性目線でタイトルが付けられていていますが、実は女性目線にも置き換えられます。ゲームという手段は取り掛かりやすいので、「男女では考え方、感じ方に違いがある」「そして理解を深める」を1人1人に意識させ、互いが異なることを知るとともに「認めあうこと」をゴールにすると、単にポイントを競うよりアイデアに深みが増すと思います。また、経験してきた人生によって、その人の性格は細分化されていきます。固定概念に縛られず、身近な学校や家庭をリサーチすることで、一般論では見えてこなかった信憑性や説得力をこの提案にプラスできると思います。

年々ライフスタイルがスピーディーになり、私たちは効率やマニュアルを求めて忙しく暮らしています。そんな時代に、他人を思いやる気持ちの配慮が昔よりもはるかに必要なのかもしれません。そうこの提案から改めて考えさせられました。

『女子の気持ちがわからない』
『女子の気持ちがわからない』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード