『日本のこころ温団化』

本郷高等学校(東京都)
江本 真弘さん(2年)/青柳 太成さん(2年)

昔の地域社会にあった出会い・交流・団らんの場所や行事を、商店街を舞台に復活させ、託児所、シュアオフィスなど現代的なサービスも取り入れることによって、様々な世代が活発に交流でき、商店街の賑わいを取り戻すことを目指したアイデアです。商店街に路面電車を通す計画など、ハード面とソフト面の両面を考えた街づくりをイメージできる発表となりました。

『日本のこころ温団化』
『日本のこころ温団化』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

『日本のこころ温団化』

1、デザセン2019決勝大会に参加した感想をお聞かせください。

まず、普通科の私たちが決勝大会の夢の舞台に出られるとは思っていませんでした。他校は工業科や農業科など専門的な勉強をされてる方々が多く、専門知識や技量も豊富だと思います。それに対し、私たちはデザセンに割ける時間は放課後のみ、そして普通科かつ学校も初出場で誰もノウハウがない。その中で勝ち取ることができたこの結果にはとても満足しています。私の高校生活の集大成として誇れる結果・経験ができました。ありがとうございました。(江本)

まず、大学生スタッフの皆さん、出場した高校生の皆さん、審査員の方々が本当に優しくて、今回決勝大会で出会えて本当に幸せでした。発表については、直前でパワーポイントやシナリオを大きく変えたことは大変でしたが、それも、チームサポートの皆さんが本当にたくさんのアドバイスをくださって、自分でもやり切ったと納得できる出来栄えになったので、大会が終わったときに悔いは全くありませんでした。(青柳)

2、決勝大会に出場して自分が成長したと感じる部分があれば具体的にお教えください。

人間、やればできるんだと思えたこと。自分でも信じられないくらい真面目に取り組めたと思っています。今までは正攻法でしか様々なことに取り組むことしかできず、伸び悩んでいた自分(失敗するのが怖かったため)。正直、大会が終わるまで本当に不安しかありませんでした。辛いことも数えきれないほどありました。でも、東北芸術工科大学に初めて入り、大学生スタッフの方々の温かな雰囲気に包まれて、なんとか終えることができました。感謝してもしつくせないほどの恩義を感じています。自分たちの発表を6,500人近くの方々に見ていただいていたこと、ライブ配信に登場していたこと。また、社会の第一線でご活躍なさっている審査員の方々とお話しすることができ、社会人とはどういうものなのかを初めて理解することができたように思えます。これから先、実際に社会を動かす人材になる身として、本当にいい勉強になりました。ありがとうございました!(江本)

ぼくは、小さい頃から人前で話すのが苦手で、今回のデザセン決勝は、大きな大会で話す初めての経験でした。最初は不安でしたが、先生や学生スタッフの皆さんと何度も練習しているうちに、発表の内容や流れが頭に入って、自分の言葉で話すことができるようになりました。そして、発表本番では、発表しながら、少しアドリブでセリフを変えることができ、質疑応答の時も、審査員の方が質問してくださったことに対して、自分なりに応えることができました。自分でも、質疑応答がうまくできるか心配だったので、答えられたときはすごく達成感がありました。(青柳)