鈴木美菜子 Minako Suzuki
デザイン選手権に応募したときは、決勝大会に出場できるとは思っていませんでした。出場が決まって、準備期間には放課後に残って練習をしたりカードを作ったりと大変なことばかりでしたが、チームサポーターさんなど、大会関係者の方々の丁寧な対応やアドバイスを受け、出場できて良かったと思うことができました。高校生最後の年にこのような大会で三位入賞という結果が残せ、良い思い出になりました!
伊東高等学校城ヶ崎分校(静岡県)
鈴木美菜子(3年)/本山幸(3年)/中田千尋(3年) 指導教員:大津忍 教諭
私たちは日本国憲法について、自国の法律でありながらほとんどその内容を知りません。自衛隊の海外派遣を巡り、憲法の改正が大きな論争となっていますが、自分たちの生活とはかけ離れているように思います。難しい言葉で書かれているからこそ、楽しみながら理解したいと考え、「日本国憲法 CARD GAME」を提案します。日本国憲法には、「第1章 天皇」から「第11章補足」まで、合計103の条文がありますが、これを1枚ずつのカードとします。また、「前文」を6つに分けてジョーカー6枚とします。つまり合計109枚のカードを使います。さらに各章ごとの条文の数に注目し、条文の数の少ない章のカードが強く、さらに同じ章の中では、条の数が大きいカードが強いこととします。さらにカードの強さが一目で分かるように、色分けして、星の数と条数で表示しました。実際の遊び方は、基本的にトランプの大貧民と同じです。プレイヤーは場にあるカードより強いカードしか出すことができません。出せるカードが手元にないときや、出したくないときは、パスをすることができます。全員がパスすると場が流れます。最後に一番強いカードを出した人が親になり、好きなカードを場に出してゲームが再開します。そして一番最初に手元のカードがなくなった人が勝ちとなります。また、ジョーカーにあたる前文が出されると、カードの強い・弱いに関係なく、その場は流されてしまいます。憲法は国の方針を定めた大事な法律です。私たち高校生も、憲法がどういった法律なのかを知っておく必要があると思います。
一次審査提案パネル PDFダウンロード
デザイン選手権に応募したときは、決勝大会に出場できるとは思っていませんでした。出場が決まって、準備期間には放課後に残って練習をしたりカードを作ったりと大変なことばかりでしたが、チームサポーターさんなど、大会関係者の方々の丁寧な対応やアドバイスを受け、出場できて良かったと思うことができました。高校生最後の年にこのような大会で三位入賞という結果が残せ、良い思い出になりました!
決勝大会への出場が決まってから、小道具を作ったり、プレゼンの練習をしたりと忙しくなりました。これまでにもプレゼンしたことはありましたが、このような大きな場所で大勢の人たちの前でプレゼンしたことはありませんでした。上手く出来るか不安もありましたが、山形での本番ではチームサポーターさんたちからアドバイスをいただき、練習よりも上手くプレゼンすることが出来ました。
私自身、全国大会をプレゼンテーションという形で望んだのは初めてで、本番はしっかりとできるのか不安でいっぱいでした。一番手という緊張せずにはいられない状況でしたが、スタッフの皆さんや同じチームの仲間のおかげで、今までの練習以上に上手くプレゼンテーションできたと思います。その結果、三位という成績を残せたことをうれしく思っています。他校の生徒の皆さんとも交流できて、とても良い思い出になりました。
今回の大会は、2年ぶり3度目の出場ということで、どういうわけか1年おきに決勝大会に出場させてもらっています。このサイクルだと来年は出場できないということになってしまいますが、なんとか連続出場が叶うよう、生徒にどうやって火をつけようかと今から考えています。今回の大会もテーマを決めるところから始まり、出場が決まってからも生徒と一緒になって、シナリオ作りやプレゼンの練習、模型や資料の作成、と生徒の自主性を尊重しつつも一緒になって楽しく取り組むことが出来ました。そうやって初めて、生徒の成長を実感できるし、本番前の緊張も手に取るように分かります。デザイン選手権のおかげで、生徒だけでなく我々教師も本当にいい勉強をさせてもらっていると思います。改めてこの大会を主催している大会事務局や関係各団体、学生スタッフの皆様にお礼を申し上げるとともに、この大会が長く続けられることを願っています。ありがとうございました。