野副貴史 Takafumi Nozoe
本番までの数か月は部活や試験で忙しく、本当に大変でしたが、顧問の佃先生、チームサポーター、クラスメイトの支えのおかげで、熊本工業高校として初出場することが出来ました。本番では自分たちのデザイン案をしっかりと伝えることができてとても満足しています。県外の高校生や審査員の方々とも交流でき、貴重な体験になりました。
熊本工業高等学校(熊本県)
野副貴史(3年)/柳川涼(3年)/古閑美寿枝(3年)(勝連千晶 代理) 指導教員:佃正義 教諭
昔から子どもたちの遊びのひとつだった折り紙は、日本独自の文化です。そして折りの技法は、今も医療や宇宙分野などで活躍している新しい技術でもあります。もっと様々なデザインに展開できないだろうかと考え、いくつかの応用例を提案します。屋根を全面ガラス張りにし、その上から蛇腹折りで太陽光発電できる屋根をかぶせることで、必要に応じて日光を調整したり、日が当たらない夜には、全て折りたたみ、星空を眺めながら就寝できます。また、普段は落石注意や強風注意などを知らせる警戒標識に、座布団折りを取り入ることで、災害時に簡単に規制標識に変えられます。情報端末に折りの技法を取り入れることで、現在の二つ折りやスライド式よりもさらに収納性や拡張性が高まります。折りの技法は様々なデザイン分野に可能性を秘めていると思います。
一次審査提案パネル PDFダウンロード
本番までの数か月は部活や試験で忙しく、本当に大変でしたが、顧問の佃先生、チームサポーター、クラスメイトの支えのおかげで、熊本工業高校として初出場することが出来ました。本番では自分たちのデザイン案をしっかりと伝えることができてとても満足しています。県外の高校生や審査員の方々とも交流でき、貴重な体験になりました。
決勝大会出場が決まってから、今まで以上に真剣に取り組みました。途中、行き詰まることもあったけど協力して意見をまとめることが出来ました。他のチームの発表は素晴らしいものばかりでたくさん学ぶことができました。結果はどうあれ、私たちの折り紙を使ったデザインを伝えることができたので良かったです。
出場が決まってから約1か月、正直毎日が大変で嫌になりそうな日もありました。でもその期間は本当に充実していて、やりがいのあることばかりでした。本番はトップバッターでしたが、前日にしっかりリハーサルをしていたので、緊張することなく臨むことができました。デザセンで学んだことを将来に活かしていきたいと思います。
新年度、課題研究で集まった3人に「こんなのがあるぞ」と持ちかけ取り組むことになった。前年度の課題研究から、紙を折ってデザインすることに興味を持った3人は、折紙とデザインについてどういうことができるのかを考え始めた。途中挫折しそうなときが何度かあったが、自分たちで乗り切ってまとめ上げた。デザセン決戦大会出場を狙っていたとはいえ、事務局から連絡をいただいたときは驚き喜んだ。迷いや不安はあったが、本番に向けて準備し多くの練習をこなし、やるだけやったという気持ちで臨んだ。結果的にデザイン提案の考え方が他校とは違っていたように思う。デザセンの主旨を理解していなかったということだ。だが、他校の発表はおもしろかったし、たいへん勉強になった。また、学生スタッフのがんばりようには感心させられた。生徒が練習・本番をのびのびやれたのは、スタッフの熱意や細かいアドバイス等のサポートのおかげである。大学・学生の皆様に心より感謝したい。