『Let's share the "you"』

九州産業大学付属九州高等学校(福岡県)
酒江友里子(2年)/梅本紋菜(2年)/無津呂理沙(2年) 指導教員:占部政則 教諭

自分の好きな音楽をみんなでシェアしよう。

電車やバスの車内では、多くの人がヘッドホンで音楽を聴いています。それぞれ自分の世界に浸り込む姿は、他人の存在をかき消しているようです。互いに共有できるものがあれば、他者の存在を認め合える空間になるのではないかと考え、携帯機器の情報を個人だけではなく、周囲の人たちも楽しめる機能「Let’s share the “you”」を提案します。Wi-Fiなどの通信機能を利用し、好きな音楽などを周囲の人に発信し、お互いの携帯機器を繋ぐことによってデータを共有します。受信する人は複数の電波からチャンネルを選択し、興味のある情報を選んで受信します。あなたの好きな音楽で、みんなが楽しめたら素敵だと思いませんか。共同体としての幸せより、個人の幸せを優先する時代だからこそ、相手を意識し、相手の存在を感じることが必要だと思います。

『Let's share the
『Let's share the

一次審査提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

酒江友里子 Yuriko Sakae

酒江友里子 Yuriko Sakae

結果発表まで、三連覇しなければならないというプレッシャーと戦いながら大会に臨んでいました。辛いこともありましたが、振り返ると素晴らしい経験をしたなと心から思います。また他の高校生や大会スタッフの方々との交流は心に残る思い出となりました。上位入賞は出来ませんでしたが、それ以上に大切なものを得ることができました。

梅本紋菜 Ayana Umemoto

梅本紋菜 Ayana Umemoto

出場が決まった時には驚きと同時に他の2人の足を引っ張らないか、とても不安でした。プレゼンの準備では上手くいかないことや、わからないことがたくさんあり、途中何度も辞めたくなったけれど、先生や家族、そして2人に支えてもらったおかげで、本番ではどのリハーサルよりも良い発表ができました。とてもいい経験になりました。

無津呂理沙 Risa Mutsuro

無津呂理沙 Risa Mutsuro

始めは何をやればいいのか、どうしたらいいのか理解できませんでしたが、作業を続けていく中で自分の仕事をこなせるようになりました。私たちの提案をさらに良いものにしたいと感じ、自分なりに工夫をし、本番では精一杯のプレゼンができました。大変なこともたくさんありましたが、とてもいい思い出です。

占部政則 教諭 Masanori Urabe

占部政則 教諭 Masanori Urabe

今回のデザセンは私にとって、大変意義あるものとなりました。前回、前々回と優勝し、指導者として何となく指導形態は出来ていました。しかし、今回のチームは2年生。これまで、決勝大会へ出場した3年生のチームとの違いを強く感じました。この事は、私自身に「指導形態の画一化」を防ぐ事に?がって行く様に思います。生徒が変われば、その生徒の合わせたアプローチを模索して行く。様々な方法論の研究。これからの私の教師としての取り組みに大きな影響を与えてくれるものとなりました。また今回、「賞」をとれなかった事は、やはり悔しいです。彼女達の発想を引き出してあげる事の出来なかった、自分自身の力の無さを感じています。しかし、この事で「足りないモノは何か?」それをしっかりと感じる事が出来ました。来年のデザセンの取り組みに活かしていきたいと思っています。最後に今大会の運営に携わったスタッフの皆さんにお礼を申し上げるとともに、今後もデザセンが続きます事を願っています。