『日本語のこころを学びマス!』

淀商業高等学校(大阪府)
森田晃平(2年)/下原梨沙(2年)/原茉凜(2年) 指導教員:安東裕二 教諭

QRコードを使って、日本語の意味を正しく理解。

私たちを含め、最近の若者は日本語の本当の意味を知らずに使っていることが少なくありません。日本語の大事な意味が廃れつつある現状に問題があると考え、四字熟語やことわざの本当の意味、由来などを楽しく理解することのできる「日本語のこころを学びマス!」を提案します。携帯電話を使って遊びながら学べるすごろくで、ルールは普通のすごろくと変わりませんが、それぞれのマス目にはQRコードが付いていて、これを携帯電話で読み込むと日本語に関する問題のページが現れます。問題は定期的に更新され、何回遊んでも飽きない仕組みになっています。普段何気なく使っている日本語の本当の意味、由来を知ることにより、社会に出てから恥をかかずに済むはずです。また、若者言葉を好まないお年寄りを元気にすることもできると思います。

『日本語のこころを学びマス!』
『日本語のこころを学びマス!』

一次審査提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

森田晃平 Kohei Morita

森田晃平 Kohei Morita

最初、全国大会に選ばれたと聞いても全然実感がわきませんでしたが、出発前になると緊張でいっぱいでした。山形に着いても緊張はおさまらず台詞も頭に入りませんでしたが、本番では僕たちがやってきたこと全てをぶつけることができました。賞が取れなくて残念でしたが、いい経験になりました。来年も頑張って出場し賞を取りたいです!

下原梨沙 Risa Shimohara

下原梨沙 Risa Shimohara

最初はあまりやる気がなく、面倒くさいと思っていましたが、山形に行き、ガイダンスやリハーサルをしていくうちに「自分達ができる最高のプレゼンをしたい!」と思えてきました。いざ本番直前になると、「セリフ飛んだり、失敗せえへんかな?」とすごく緊張しましたが、今までの中で最高のプレゼンができ本当に嬉しかったです。

原茉凜 Marin Hara

原茉凜 Marin Hara

決勝大会出場が決まったときは、驚きと同時に大きな不安を感じました。準備期間に行事が重なり思うように作業が進まないことも多々ありました。プレゼンの作り方も手順も全く知らなかった私たちを指導してくださった先生方、たくさんアドバイスをくれたスタッフの方々、そして一緒に頑張ったメンバーの2人には本当に感謝しています。

安東裕二 教諭 Yuji Ando

安東裕二 教諭 Yuji Ando

今回のデザセンは私にとって、大変意義あるものとなりました。前回、前々回と優勝し、指導者として何となく指導形態は出来ていました。しかし、今回のチームは2年生。これまで、決勝大会へ出場した3年生のチームとの違いを強く感じました。この事は、私自身に「指導形態の画一化」を防ぐ事に?がって行く様に思います。生徒が変われば、その生徒の合わせたアプローチを模索して行く。様々な方法論の研究。これからの私の教師としての取り組みに大きな影響を与えてくれるものとなりました。また今回、「賞」をとれなかった事は、やはり悔しいです。彼女達の発想を引き出してあげる事の出来なかった、自分自身の力の無さを感じています。しかし、この事で「足りないモノは何か?」それをしっかりと感じる事が出来ました。来年のデザセンの取り組みに活かしていきたいと思っています。最後に今大会の運営に携わったスタッフの皆さんにお礼を申し上げるとともに、今後もデザセンが続きます事を願っています。