朴田瑞季 Mizuki Honokida
デザセンがどういう大会なのか実はあまり分かっていませんでしたが、今改めて思うと決勝大会に出場できて本当に良かったと心から思います。準備は部活の大会と重なったため、なかなか進まず苦しいものでしたが、チームの仲間、顧問の先生、チームサポート方々のおかげで形にすることができました。来年も出場できるよう、頑張れ後輩。
北海道富良野高等学校(北海道)
朴田瑞季(3年)/山内美代(3年)/高橋康憲(2年) 指導教員:美土路建 教諭
2010年は生物多様性年です。そこで、生態系や食物連鎖の多様性について楽しく学ぶことのできる公園「Let’sぬるぬる!珪藻公園」を提案します。園内には、野鳥やコウモリの住む森と川が、自然の状態のままで広がっています。川にはあえて橋を架けません。川を渡るためには、川に入らなければならないのです。川に入ると、川底の石がぬるぬるしていることに気付きます。このぬるぬるの正体は「珪藻」という植物プランクトンの仲間です。地球上の酸素の2~3割は、この珪藻が作り出しています。珪藻の化石からできた土は珪藻土と呼ばれ、私たちの生活に役立っています。珪藻は自然界のなかでは「生産者」の役割を担っています。珪藻から生態系が広がっていくのです。また、森から川に栄養が流れていき、珪藻が育ち、多くの生物が住む環境が生まれます。
一次審査提案パネル PDFダウンロード
デザセンがどういう大会なのか実はあまり分かっていませんでしたが、今改めて思うと決勝大会に出場できて本当に良かったと心から思います。準備は部活の大会と重なったため、なかなか進まず苦しいものでしたが、チームの仲間、顧問の先生、チームサポート方々のおかげで形にすることができました。来年も出場できるよう、頑張れ後輩。
初めての応募でまさかの決勝出場。報告を聞いたときは間違いではないかと思いました。パワーポイントのイラストをどうするかなどチームで協力したり、先生から意見をいただいたりすることで進めることができました。大会では素敵なスタッフの方々にも出会え、得るものがたくさんあり、本当に良い経験をしたと思います。
初めてのことで、どのようにまとめれば伝えたいことをわかりやすく伝えられるのか、イラストなどをどう使えばいいのか…とかなり戸惑いました。でも、僕よりも忙しく大変なはずの先輩に励まされ助けてもらいました。これまで本当にたくさんの人に支えられていたことに感謝の気持ちでいっぱいです。最高の経験をすることができました。
デザセンへ応募したきっかけは、美術部の先生の机にのっていたパンフレットに惹かれたからです。中を見ると高校生の様々な提案があり「科学部で調査していることを提案できるのでは」と考え生徒に話すと、生徒もすぐに興味を示し応募しようと盛り上がりました。しかし、提案パネルの締め切りは科学部の大会と重なり締め切りに追われる日々になりました。そして迎えた決勝大会。デザインという言葉がこれほど広い意味を持っているのかと驚かされました。若い高校生たちが柔軟な発想で「世の中を良くする」ための具体策をプレゼンテーションしている姿に感動しました。そして、審査員の方々がそれを具体化する方法をアドバイスしていくのを聞き、本当に提案が実現していくのではないかとも感じました。生徒にとっても刺激を受けた大会であり、北海道に着いてからも皆、興奮していました。わからないことだらけでの参加でしたが、大会事務局を始め、大学生のサポートスタッフに大変助けていただきました。本当にありがとうございました。