柴レオン Leon Shiba
決勝戦進出と聞いてからは、最高のプレゼンにしようという使命感に駆られました。チームサポーターの2人や大津先生からプレゼンの極意を教わり、僕ら3人でシナリオの練習をぎりぎりまでやりました。そのかいがあり、楽しみながら堂々と役を演じられました。今回の優勝は、自分を大きく成長させる自信につながりました。これからの世の中を少しでも変えることができたら嬉しいです。
伊東高等学校城ヶ崎分校(静岡県)
柴レオン(2年)/小林裕月(2年)/松浦茉莉子(2年) 指導教員:大津忍教諭
近年、子どもの体力低下や運動不足で、体幹や体のバランス力の弱さが問題視されています。体幹を鍛える最もよい方法は「ぞうきんがけ」ですが、最近はモップなどを使うためその機会も少なくなっています。理想的なフォームで行なえば、腹直筋、大殿筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋、下腿三頭筋なども鍛えられ、体のバランス力や基礎代謝が上がります。そこで、みんなで楽しく目標を持ってできる、ぞうきんがけで「世界一周を目指す」アイデアを提案します。学年やクラス対抗で競い合ったり、世界一周のほかにも、国内旅行、エベレストの高さ、宇宙までの距離など独自の目標を設定しても楽しめます。自分たちが使う学校を自分の手をあてて綺麗にする。そこには心の鍛錬と浄化の効果もあります。母親がぞうきんを縫う姿をみかけなくなった時代だからこそ、作ってもらったぞうきんをボロボロになるまで使う。そんなことにも、何か大切な意味があるように思います。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード
決勝戦進出と聞いてからは、最高のプレゼンにしようという使命感に駆られました。チームサポーターの2人や大津先生からプレゼンの極意を教わり、僕ら3人でシナリオの練習をぎりぎりまでやりました。そのかいがあり、楽しみながら堂々と役を演じられました。今回の優勝は、自分を大きく成長させる自信につながりました。これからの世の中を少しでも変えることができたら嬉しいです。
今回のデザセンが僕にとって初めての大会でした。不安でいっぱいで、メンバーの2人に助けられてばかりで迷惑も多くかけたと思います。この優勝はメンバーや先生、スタッフの皆さんなどたくさんのサポートがあってこその結果です。デザセンを通して得た経験を、これからの自分の将来に活かせるように努力します。また、僕たちのプレゼンでぞうきんがけの見方が変わった人がいれば嬉しいです。
気づいたら二次審査を通過していて、最初、全国大会に行く実感が湧きませんでした。たくさんの人に見られながらプレゼンなんて、きっとセリフを言い間違えたりするんだろうと思っていましたが、準備も練習も本番も、メンバーや先生、チームサポートの方、スタッフに助けてもらい、いつも以上のプレゼンをすることができました。今回の結果は、私自身に大きな影響を与えてくれたと思います。
今回で8回目の出場となった決勝大会、いつものことながら、これが選ばれたらどうしたらよいのか、というテーマが選ばれてしまいました。生徒たちと頭を抱え、これはもうぞうきんがけをやるしかないよな、ということで今回のプレゼンになったわけですが、正直な話、ぞうきんがけがあれほどの支持を受けるとは思ってもみませんでした。シナリオ作りの段階ではあれもこれも、という内容から削りに削って、なんとか7分に縮めたのが大会の2日前くらいだったと思います。本校からの男子生徒の出場は初めてで、普段の部活内でも女子に押しまくられているという、プレゼンの内容がそのままの3人の普段の姿なので、監督の立場から言えば3人の個性を上手く引き出すことができたのではないかと思っています。本校の今年度の入学生は40人定員で26人でした。今回の生徒たちの活躍が学校の活力を取り戻す原動力になってくれたのではないかと、この大会に感謝しています。