岩田悠子(3年)
「魚の骨選手権」で何を伝えたいのか、どういうプレゼンがいいのか、はたしてこの提案が受け入れてもらえるのか、メンバーみんなと不安のなか魚を焼いて食べていました。この提案で魚を綺麗に食べる人が増えたらうれしいです。大会に参加して問題発見力が身につき、解決方法を自分たちで見つけようと考え、議論し合うことができました。これからの生活にも活かしていきたいです。
岐阜総合学園高等学校(岐阜県)
岩田悠子(3年)/高木優衣(2年)/大平育歩(2年) 石井正人 教諭
現代の子どもたちの給食不人気ランキング1位は「魚の塩焼き」。骨を取る面倒くささが理由のひとつです。子どものうちに、楽しく魚を食べる事を覚えたら、将来に良い効果があると思い「魚の骨選手権」を考えました。この提案は、学校で魚の綺麗な食べ方を教え、上手な子どもを表彰するという、どこの学校でも実践できる内容です。具体的には、年間6回実施。春はメバル、夏は鮎、秋は秋刀魚、冬は鯖など季節の魚をテーマに、身近な魚の生態系や調理方法、魚の食べ方を学びます。そして家庭で予習、復習を行う期間を1週間設け、再び選手権を開催します。自分の力で綺麗に食べることを評価し、食べる速さは競いません。また家庭で予習することで、学校で学んだ知識を家庭に還元する機会にもなります。今の私たちは、季節に制限されることなくどんな食材でも手に入り、旬を忘れ、命の大切さも忘れがちです。食を学ぶことをきっかけに、食に関わった人へ感謝の気持ちを感じられるようになることもこのアイデアのもう一つの目的です。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード
「魚の骨選手権」で何を伝えたいのか、どういうプレゼンがいいのか、はたしてこの提案が受け入れてもらえるのか、メンバーみんなと不安のなか魚を焼いて食べていました。この提案で魚を綺麗に食べる人が増えたらうれしいです。大会に参加して問題発見力が身につき、解決方法を自分たちで見つけようと考え、議論し合うことができました。これからの生活にも活かしていきたいです。
全国から強豪校のレベルの高いプレゼンを聞くことができて勉強になりました。最優秀賞には一歩届きませんでしたが、自分たちの弱い部分を見直して来年こそは最優秀賞をとりたいです。デザインは絵を描いたりするだけの分野だと思っていましたが、広い分野の事を指し示す言葉であり、人はデザインと共に発展してきたことを実感しました。これからもっとデザインを学んでみたいです。
決勝進出が決まり、プレゼンを練習し、山形に到着してもどこか不安がありました。でもサポートメンバーに励まされ、みんなで円陣を組んで舞台に立った時には心の不安は消えていました。良いアイデアでも発信力がなければ本当の良さは伝わらない。デザセンでは人に何かを伝える難しさを痛感しましたが、私は2年生なのであと1年必死に活動して今回の悔しい思いを成長の糧にしたいです。
前回のデザセンでは同じ部活の男子チームが準優勝したので、今年は優勝したいと意気込んで決勝大会に参加した女子生徒3人。実は最初に応募する時からアイデアがほとんど出てこず、苦しみぬいて決勝大会までたどり着きました。性格も全く違う3人が本当のひとつのチームになれたのは、大学生スタッフの熱意や会場の雰囲気を感じた大会前日。そこから一気に成長して、今年も準優勝とニコニコ生放送視聴者賞を受賞させていただきました。目標に届かなかったのは、やはり実力不足。今回の提案は実現しやすい内容ですので、実際に自分たちのアイデアを広めて大きく成長し、来年は届かなかった目標まで到達してほしいと思います。今年のデザセン決勝大会も、たった3日間ですが生徒の大きな成長を実感できる素敵な選手権でした。また参加できることを願っています。チームサポートや運営スタッフの方々、本当にありがとうございました。