『私たちは100年前の願い』

香寺高等学校(兵庫県)
柳内 エリカさん/小原 えみりさん/増田 さくらさん

私たちの周りには幸せを感じていない友達が多いかもしれない。自分たちの幸せを客観視するため、100年前の人々が未来の幸せをどのように考えていたかを、高齢者の人々から学び、共有。自分たちの幸せな状況に気づくための提案です。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ

今の自分たちを「100年前の人々が願った姿」と促えた前提に目から鱗が落ちました。この視点は今の私たちが生きている時代のことだけではなく、100年前(過去)、今(現在)、100年後(未来)という大きな流れの中で、普段の生活で感じにくくなったありふれた幸せに気づこうとする壮大な計画です。

100年の間に時代の流れで幸せの価値観が大きく変化していく中で、その時の人々の普段の幸せがどこにあったのかを提示するだけでなく、当日の人々が未来に願った幸せと現在の自分たちを比較する視点が、この提案の醍醐味だと感じます。

時代を超えても誰もが共感できる判断基準をみつけることは難しいかもしれませんが、もしそんなデバイスや仕組みが提案できたら、私たちの日常を振り返ることでありふれた幸せに気がつくことができ、このアイデアの魅力が伝わりやすくなるかもしれません。またその判断基準で手に入れた幸せの姿を、私のたち人間の「あるべき未来」として提案できると素晴らしいと思いました。

『私たちは100年前の願い』
『私たちは100年前の願い』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード