『I♡Uシェアハウス』

高松東高等学校(香川県)
三浦彩夏さん(1年)/谷川美羽さん(1年) 田村千明 教諭

人と人、地域をつなぐマッチングシェアハウス

日本各地で現在問題となっている空き家の数は820万件にものぼり、こうした状況は地域が衰退している証とも言えます。私たちの提案は、空き家をIUターン者をつなげるシェアハウスとして活用し、人と人、人と地域をつなげるとともに空き家の減少を促すものです。空き家の新しいカタチ。そこにはたくさんの出会いと可能性があるはずです。

『I♡Uシェアハウス』
『I♡Uシェアハウス』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

『I♡Uシェアハウス』

1、自分たちがデザインの対象に挙げたテーマについて、デザセンでの取り組み前後で、考えや行動が変化したことはありますか?

シェアハウスという言葉だけは知っていましたが、より詳しく知ることができて、前と比較して見方がかわったと思います。(三浦)

空き家があっても自分には関係のないことだと思っていましたが、日本国内でも重大な社会問題になっていることを知って、空き家問題を自分自身が身近な人に伝えられるようになりました。(谷川)

2、デザセンの参加を通して「デザインすること」について自分たちの考えや行動が変化したことを教えてください。

デザインは自分にとって難しいことやわからないことに対して想像力が働かなかったのですが、デザセンを通して想像力がついて、デザインすることについて少し上のステップにいけたかなと思います。(三浦)

デザインは自分の思っていることを絵に表すことだと思っていましたが、デザセンを通して、自分の強い意思を持つこともデザインすることなんだと知りました。(谷川)

チームワーク審査員からのメッセージ

空き家やシェアハウスの問題は言葉では知っていたのに実感が無かったという彼女たち。デザセンでこの課題を取り上調査していくプロセスを経て、今ではどんな課題があるのかを自分の考えで話せるまでになりましたし、複雑にからみあうこの課題を、得意なイラストを使い、プレゼンテーションの随所で活かしたパワーポイントは、わかりやすく目を見張るものがありました。デザセンがきっかけで組んだ1年生チームですが、社会課題に対する調査力、互いにコミュニケーションを取って個性と強みを生かしあっている姿に、あと2年間の高校生の間にも着実に実力を伸ばしてきそうな雰囲気を感じます。将来に期待できるとても素敵な2人でした。
コミュニティデザイン学科2年 本間真生