『渡り縁側』

科学技術高等学校(静岡県)
鈴木 瞬さん(2年)/佐藤惟吹さん(2年)/天野紫耀さん(2年) 杉山 諭 教諭

人と人を繋ぐ新たな「縁側」

近年、地域間での関わりが薄くなっています。そこで私たちは「縁側」で人と人をつなげる提案をします。日本の伝統的な和風住宅の特徴の1つでもある縁側は内と外をつなげ、外の空気を感じながら憩うことができコミュニケーションの場ともなっています。住宅同士を隔てている塀を取り除き、この縁側をつなげることで住人がお互いに関わり合い、活気あふれる地域になるでしょう。

『渡り縁側』
『渡り縁側』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

『渡り縁側』

1、自分たちがデザインの対象に挙げたテーマについて、デザセンでの取り組み前後で、考えや行動が変化したことはありますか?

今回の私たちのテーマが地域交流だったのですが、今までは地域のお祭りに誘われたときなどは迷っていましたが、今は積極的に参加し地域交流できるようになりました。(佐藤)

これまで、人とすれ違うときに自分からアクションすることはなかったのですが、今回のデザセンでの取り組みを通して、自分からできるようになりました(天野)

自分たちが考えたアイデアで、「地域性」とは何かを実感をもって新鮮にとらえたり、深く理解できました。近所とのかかわりがこれまであまり無かったのですが、これをきっかけに深めていきたいです。(鈴木)

2、デザセンの参加を通して「デザインすること」について自分たちの考えや行動が変化したことを教えてください。

デザインを、昔は美術的な意味でとらえていましたが、課題を見つけて考えることがデザインなのだということがわかりました。私たちは建築デザインを学んでいますが、そうした視点を持って、今後も考えていけたらいいなと思います。(佐藤)

デザインは、自分の好きにできる自己満足的なことだと思っていましたが、相手のことを考え、どのようによりよくできるのかを考えることだとデザセンで知りました。(天野)

デザインは一人で考えるものだと思っていましたが、チームサポート(学生スタッフ)のみなさんからいろんな意見を聞いて、「たくさんの人と協力してつくる」ということなのだと思いました。一つのアイデアを支えていく回りの人たちの関わりも大切なのだということを知りました。(鈴木)

チームワーク審査員からのメッセージ

男3人の良い明るいチーム。リハーサルを終え、本番に向かって徐々に緊張していく様子も見受けられましたが、自分たちが作ってきた住宅模型を観客にどのように魅力的に見せることができるかなどを熱心にスタッフと検討する姿や、本番前には「緊張するけどワクワクします!」と笑顔で答えていたことが印象的です。地域デザインを、人間関係やコミュニケーションなどの大きな視野でとらえ、堂々とプレゼンテーションのステージに立ったこの経験は、必ず皆さんの大きな自信と力になっていると思います。これからも応援しています。
コミュニティデザイン学科 2年 菅原詩音