『世界中の知識人があなたの先生に~Sage's Answer~』

郁文館グローバル高等学校(東京都)
河原圭吾さん(3年)/大日方優斗さん(1年) 鈴木三成 教諭

素朴な疑問を世界にデリバリー&マッチング

世界中から質問が集まるプラットフォームをオンライン上に作成します。その集められた質問を多くの言語に翻訳をするシステムを導入し世界中の知識人に届け、回答を集めます。また、知識人となる人には登録を義務付け信頼性の向上を図ります。誰でも簡単に質問が投稿でき、解決できる世の中、学ぶ機会に溢れた世の中、チャンスに溢れた世の中を実現します。

『世界中の知識人があなたの先生に~Sage's Answer~』
『世界中の知識人があなたの先生に~Sage's Answer~』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

1、自分たちがデザインの対象に挙げたテーマについて、デザセンでの取り組み前後で、考えや行動が変化したことはありますか?

今の日本は何でもできてしまう現状ですが、一歩外に出るだけで景色が変わります。いかに世界的なものを身近に感じてもらうのかが今回の提案の勝負になってくるなと考えていましたので、アイデアの伝え方をずっと考えて取り組んでいました。(河原)

今回提案した河原先輩のビジネスプランは、世界に視点を向けているところが素晴らしいと思っています。今「持続可能な開発目標(SDGs)」などでも世界的な課題を解決しようという流れがありますが、今回の教育や貧困をテーマに世界を視野に入れたこの「クオリティの高い知恵袋」で子供たちの夢を広げ、貧困をなくすことが実現できるといいなと思っています。(大日方)

2、デザセンの参加を通して「デザインすること」について自分たちの考えや行動が変化したことを教えてください。

僕にとってのデザインは「芸術的意味」が強かったのですが、自分のライフデザインをデザインする、価値観をデザインするということがデザインだということがわかりました。普通に満足しているものも、デザインすることでより満足できるかもしれないし、今不満に思っていることでも新しい発見や満足につなげることができ、デザインの力をデザセンで学びました。(河原)

デザインは何かを大きく変化させることだけではなく、考えそのものも行動もデザインだということを学びました。これからはその表現力を磨いて、自分なりのデザインを伝えられたらいいなと思っています。(大日方)

チームワーク審査員からのメッセージ

留学や学校行事などで忙しくても時間を見つけて取り組んできた郁文館チーム。1年生と3年生の学年の違う2人でしたが、先輩の提案内容に対する尊敬の思いと、後輩への信頼関係ができていて、互いの得意なことを活かしながら、プレゼンテーションに挑んでいた姿がとても印象的でした。本番当日の朝3時までプレゼンの練習も行うなど最後までやり遂げようとする強い意志、自分たちが考えたアイデアで世界の貧困層を救いたいという本気度、そのパワーで本当に社会を良くする人になっていける2人だと思いました。
グラフィックデザイン学科2年 宮田 瞳