『カムバック和服』

玉川学園高等部(東京都)
斎須りずさん(1年)/浅見仁一さん(1年)/佐藤安純さん(1年) 栗田絵莉子 教諭

制服革命で日本の文化を守る!

私達が提案する「カムバック和服」は、和服を日常生活に取り入れる方法の提案です。高校生のほとんどは、日常生活の中で日本古来の文化に触れる機会が少なくなっています。その一つが和服です。しかし、和服を着てみたいと思っている若者は多く、憧れを感じています。和服を日常生活に習慣として取り入れる方法として、制服に着目しました。私達の普段着る制服を和服化革命することで、日本文化を守ることにつながると考えました。

『カムバック和服』
『カムバック和服』

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

『カムバック和服』

1、自分たちがデザインの対象に挙げたテーマについて、デザセンでの取り組み前後で、考えや行動が変化したことはありますか?

これまでは着物の着付けの仕方がわかりませんでしたが、着ることを覚えてからは、全然楽じゃんと思うようになりました。(佐藤)

和服のことと同時に制服についても調べることで、日本の文化自体を理解できておもしろかったです。(斎須)

2、デザセンの参加を通して「デザインすること」について自分たちの考えや行動が変化したことを教えてください。

もののデザインという風にしか考えていませんでしたが、デザセンを通して見た目だけではなくしくみを考えることもデザインだと知りました。(佐藤)

デザインを軽いかんじでしかとらえていませんでしたが、広く考えられるようになりました(斎須)

チームワーク審査員からのメッセージ

カナダ留学のため決勝大会当日に出場できなかった生徒さんもいらっしゃいましたが、それでもチームメンバーと先生がとても仲が良く、離れていても強固な信頼関係を気づけていることが感じ取れました。得意な英語を活かしたプレゼンテーション構成と小道具の調整、また実際に着物を着て学校で過ごす実験をベースに実感を持ったプレゼン。多忙な現代社会にそぐわなくなってきている日本古来の着物を見直し、現代の生活習慣になじむ新しい制服のあり方を見出そうとしたプロセスが第3位を受賞できた理由だと思います。これからの皆さんのご活躍を応援しています。
コミュニティデザイン学科 日野涼音