永井麻菜 Mana Nagai
私は決勝大会への参加で、今まで自分がどれだけの人に支えられてきたのか、人に自分たちの想いを伝えることがいかに難しいかということを知りました。先生方やスタッフの皆さん、他の学校の人たちとも交流ができて勉強になりました。私は3年生なので来年デザセンに参加できないのが非常に残念です。しかし高校生の間にできたこの経験を今後の私の生活に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました!
名古屋市立工芸高等学校(愛知県)
永井麻菜(3年)/玉置侑里子(3年)/高木陽香(3年) 指導教員:加藤司 教諭
現代人の言葉遣いは、汚くて、あやふやで、分かりにくいように思います。もっと素敵な言葉で気持ちを伝えられたら、深い関係を築くことができるのではないかと考え、「ことばスケッチ」を提案します。身の周りの景色や人、ものなどを観察して、絵ではなく言葉を用いて表現します。必要な物は紙と筆記用具だけです。そのときの天候、気分や体調も書き入れておきます。天候によって色や明るさが、自分自身の状態によって、ものの見え方が変わるからです。スケッチを繰り返すことで表現力が高まり、自分の気持ちを相手にきちんと伝えられるようになります。色々なことが楽しく感じられるようになり、それを誰かに伝えたくなります。感じたことを素敵な言葉で人と共有することができれば、私たちは今よりも幸せになれるはずです。
一次審査提案パネル PDFダウンロード
私は決勝大会への参加で、今まで自分がどれだけの人に支えられてきたのか、人に自分たちの想いを伝えることがいかに難しいかということを知りました。先生方やスタッフの皆さん、他の学校の人たちとも交流ができて勉強になりました。私は3年生なので来年デザセンに参加できないのが非常に残念です。しかし高校生の間にできたこの経験を今後の私の生活に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました!
デザセン出場という経験は、私の中で人生を変えるほど大きなものでした。「どうしたらみんなが幸せになれるのか?」そんなことを考えるのも、それをプレゼンにして発表するのも初めてで、難しさと同時にそのやりがいや楽しさを強く感じました。こんな経験ができたのも、チームの2人とご協力いただいた先生方やスタッフの方がいたからです。この大会で得た多くのものをこれからも大切にしていきたいと思っています。
決勝大会出場が決まったからにはとことんやってやろうと意気込み、自分の考えを伝えるにはどうしたらいいか、周りの人から共感してもらうにはどうしたらいいのかを考え、全力で取り組みました。初めてのことばかりで戸惑いもありましたが、全てが新鮮で、私の物事に対する見方を大きく変えるきっかけになりました。このような貴重な経験の場に感謝するとともに、この気持ちを忘れずに今後の人生に役立てていきたいと思います。
私自身がデザイン選手権大会に取り組み、早7年が過ぎました。この7年で産業技術はますます進みましたが、デザインについての本質的な考え方はなんら変わらないものだと改めて気づかされました。「デザイン選手権大会はアイデアひとつで勝負だ!」といって取り組んでいますが、毎年生徒は同じようなことを考えます。ここに新たな視点、発見を入れるため一緒に話をします。それは時には雑談になります。いやほとんど雑談か…。話をすればするだけ面白いアイデアが出てきます。硬く考えない。面白い=幸せ、これは単純かつ明確な答えなのではと思います。今回、決勝大会に出た本校のアイデアは道具自体ほとんどいらない、発想だけの提案でした。7年たって何もいらなくなった。生徒は進んでいます。共に歩んでいけるよう来年も雑談を沢山しよう。