『平和の道 ~ peaceful road ~』

北海道札幌平岸高等学校(北海道)
水田礼実(3年)/山田紗代(3年)/福田結花(3年)(福岡莉奈 代理) 指導教員:吉岡隆 教諭

戦争のない世界を築くための「平和の道」作り。

今も世界では戦争が起こっています。一方で、私たちは戦争に対する関心が薄く、このままではいつまた戦争が起こるか分かりません。戦争のない、核兵器のない世界を実現するため、「平和の道」というアートプロジェクトを提案します。広島の原爆ドーム前に、横断歩道と信号機のモニュメントを設置し、横断歩道の白線部分には、広島、長崎の人々の願いや祈り、インターネットを通じて寄せられた世界中の人々のメッセージをデジタル表示させます。信号機は、戦争や核兵器を止めるという意味を込めて赤色表示のままです。この信号機を世界中に設置していくことも併せて提案します。私たち被爆国日本は、核兵器の恐ろしさを、平和の尊さを世界に伝えていかなくてはなりません。平和の道を世界に広げましょう!

『平和の道 ~ peaceful road ~』
『平和の道 ~ peaceful road ~』
『平和の道 ~ peaceful road ~』
『平和の道 ~ peaceful road ~』

一次審査提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

水田礼実 Remi Mizuta

水田礼実 Remi Mizuta

デザセン準備期間が始まり、一気に忙しくなりました。私たちが選んだテーマが平和についてということもあり、本当に難しくて何度も挫けそうになりました。たくさんのアクシデントもありましたが、私たちを支えてくれた方々のおかげで、形にすることができました。本当にありがとうございました。このデザセンで学んだもの、得たものは、本当に大きなものでした。この貴重な経験を、今後様々なことに生かしていきたいと思います。

山田紗代 Sayo Yamada

山田紗代 Sayo Yamada

初めて決勝大会に参加して、緊張と不安でいっぱいでした。テーマが核と平和についてで、プレゼンテーションがうまくまとめられなくて先生やチームのみんなにたくさん迷惑をかけました。でもみんなで力を合わせて乗り越えることができました。準備期間から本番まで支えてくれたスタッフの皆さんに感謝しています。デザイン選手権ではとても貴重な体験ができました。この経験をこれからの大学生活に生かしていきたいです。

福田結花 Yuka Fukuda(福岡莉奈 代理)

福田結花 Yuka Fukuda(福岡莉奈 代理)

今回のデザイン選手権には、福岡莉奈さんの代理として出場しました。急な出場でしたが、彼女の分までチームの2名とともに精一杯頑張りました。本番では一番良いプレゼンをすることができたと思います。先生や、チームサポートの方々には感謝しています。3日間とても楽しかったです。ありがとうございました。

吉岡隆 教諭 Takashi Yoshioka

吉岡隆 教諭 Takashi Yoshioka

前回に引き続き決勝大会に出場させていただき、生徒にとって大変貴重な経験ができたと思います。テーマが難しい問題であったことと、なかなか解決方法を着眼や発想の面白さに結び付けられなかったことが惜しかった点ではありますが、実際に同じ札幌に住む被爆者の方たちが自分たちと同年代に戦争や原爆を体験して、この過ちを繰り返さないためにも語り継がなければならないという気持ちなったことは意義があると思います。先生方や大会運営の事務局の方々、学生サポートの皆さんには大変お世話になりました。昨年、今年と東北芸術工科大学へ進学希望の生徒たちが増え、これからもデザセンが生徒たちの目標となっていくと思います。今後ともよろしくお願い致します。