髙野萌以 Mei Takano
本番も終わり、準優勝という結果を振り返ると、私たち3人だけでは辿り着けなかっただろうと感じます。担当の宏美先生、ピューレ作りや食育、プレゼンの流れなどについて、たくさんのことを教えてくださった先生方に感謝します。また、子供たちがいなければ、ハピ・ベジの良さを伝えることはできなかったはずです。ハピ・ベジを支えてくれたみなさんありがとうございました。最後に、2人を誘って良かったです。
新庄神室産業高等学校(山形県)
髙野萌以(3年)/横山渉(3年)/松田健太(3年) 指導教員:松田宏美 教諭
近年、子どもの「野菜離れ」が深刻です。子どもの嫌いな野菜には、ピーマン、ナス、ニンジンなどがあり、その理由には、固さや匂い、苦味などが挙げられます。野菜嫌いの子どもを持つ母親は、野菜を細かくして食べさせたり、絵本を通して野菜の大切さを教えるなどの努力をしていますが、そうした方法では子どもたちの自主性は生まれず、自ら進んで野菜を食べるようにはなりません。野菜を楽しみながら食べることができれば、野菜嫌いを解消できるのではないかと考え、「食べる絵の具ハピ・ベジ」を提案します。ハピ・ベジ(happy=楽しい+vegetables=野菜)は、野菜と果物でできたピューレです。絵の具のようにパンなどに絵を描きながら、楽しく野菜を食べることができます。赤=赤パプリカ+りんご、黄=キャベツ+マスカット、オレンジ=ニンジン+オレンジ、紫=ナス+ブドウ、緑=ホウレンソウ+カボチャなど、組み合わせを変えることで、たくさんの色や味を作ることができます。まず、どんな野菜が入っているのか分からない状態でハピ・ベジを食べてもらい、嫌いな野菜がおいしく食べられることを印象付けます。次に、材料にハピ・ベジと本物の野菜の両方を使って、ピザやスープを作ります。親子で一緒に楽しみながら調理することで、野菜に触れる機会を増やし、興味を持たせます。そうして少しずつ野菜に慣れ、最終的にはハピ・ベジを使わず、本物の野菜だけでも食べられるようになることを目指します。食べ物の味覚は幼少期に決まると言われています。ハピ・ベジをきっかけに野菜を好きになって、たくさんのおいしい料理を食べられるようになってほしいと思います。
一次審査提案パネル PDFダウンロード
本番も終わり、準優勝という結果を振り返ると、私たち3人だけでは辿り着けなかっただろうと感じます。担当の宏美先生、ピューレ作りや食育、プレゼンの流れなどについて、たくさんのことを教えてくださった先生方に感謝します。また、子供たちがいなければ、ハピ・ベジの良さを伝えることはできなかったはずです。ハピ・ベジを支えてくれたみなさんありがとうございました。最後に、2人を誘って良かったです。
デザセンに取り組んだ数ヶ月間は、私が生きてきた中で最も忙しい数ヶ月間だったなあと感じています。良いものにしようと思い続けているとその分やることがたくさん増え、毎日がとても大変でしたが、作業の中で新たな発見もあり、充実した数ヶ月間でした。こうして私たちが無事にプレゼンできたのも、先生やチームサポートの方々、スタッフの方々に支えられたおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
決勝大会を振り返ってみると、たくさんの方に支えられてきたなと思います。担当の先生は勿論、プレゼンテーションの練習で辛口で評価してくださった先生方や、食品科の先生、チームに付いてくれたスタッフの松坂奈美江さんと遠藤智哉さん、チームの2人などたくさんの方から支えられて、準優勝という名誉な賞をいただけたと思っています。すごく良い経験になったし、とても楽しかったです。良い思い出になりました。
今回、初めての男女混合チームで、不安と期待をもってスタートしたことを思い出します。そして、夏休み直前まで全く違うテーマで進めていたのですが、私が出張から戻ってくると「前のテーマはやめて、このテーマにすることにしました」と言われたのが『食べる絵の具』でした。決勝大会は、生徒たちの準備期間中の成果が出ていたのはもちろんですが、ハピ・ベジを試食してくれた子供たちの笑顔というのは何にも変えられません。〈世界中が笑顔になる方法〉まずは身近なところから笑顔にすることができました。また、食べられる絵の具を提案したということで、テレビの生中継に出演させてもらう機会がありました。テレビの影響力というのは想像以上で、学校に全国からたくさんの問い合わせの電話をいただきました。どれも野菜嫌いに悩んでいるお母さんたちからのものでした。このようなこともあり、生徒たちの望みはやはり商品化です。ハピ・ベジをたくさんの人に知ってもらいたいという願いです。ハピ・ベジが店頭に並ぶ日を心待ちにしたいと思います。